2005年03月15日
水洗洋式トイレの排水配管から悪臭が上がってくるとの症状について
便器に溜まっているはずの水が溜まっていない状態の場合、水封が無い状態が原因です。
「水封」とは、水が溜まっていて、臭いが上がってこないように水によって封印されている状態のようなものです。
水封の水が溜まらない問題は、トイレにタンクが付いているかいないかで原因違います。トイレの背中にある水のタンク(ロータンクという)が有るものと、ロータンクが無いフラッシュバルブ式の便器があります。
■ロータンクが有る無し共通で考えられる原因■
水洗トイレの排水配管には、通気管が設置してあり、水封の水を排水へ流さないようになっています。
トイレの水を流すと、勢いよく排水へ水が流れていきます。ここで、通気管が設置されていない場合、サイホン作用によって本来溜まっているはずの水封の水が、勢いよく流れていった排水に引っぱられて、排水へ流れていってしまいます。
以前、普通に水封の水が溜まっていたのであれば、通気管は設置されています。
通常、通気管は設置されているものなので、可能性の一つとして業者に確認してもらってください。
業者に頼む前に●原因①●を確認してください。
通気管は設置されているのが普通ですので、ロータンクの問題だと推測されます。
■ロータンクがあるものの原因■
ロータンクの場合、タンク内の補給水のボールタップに、水封の水を溜めるための補助水管というものが付いている場合があります。多くの場合付いています。
ボールタップとは、タンク内の水に浮いているボール(浮き)によって水の給水を出したり止めたりする装置・ユニットのことです。
排水が勢いよく流れた後に、補助水管によって水封の水がちょろちょろと徐々に便器内に溜まっていきます。
水封の水が溜まらない原因は以下の2つの場合が考えられます。
●原因①●
補助水管がオーバーフロー管に差し込まれていない場合が考えられます。
オーバーフロー管とはTOTOサイトにも書いてありますが、タンクの水が溜まりすぎたときに、あふれてしまわないように、オーバーフロー管が付いており、オーバーフロー管に流れた水は便器の方へ水が流れていきます。
このオーバーフロー管に、補助水管を差し込んであることで、補助水管からの水封の水がオーバーフロー管を通って、便器に溜まっていきます。
よって、オーバーフロー管に補助水管が差し込んであるかどうか確認して下さい。補給水管が抜けたままでしたら、オーバーフロー管に差し込んでください。
流してみて水封の水が溜まるかどうか確認してください。
原因①で改善されれば終了。駄目だったら、原因②を試してください。
●原因②●
補助水管に流量調節が付いている場合があります。この流量の調節不良で補助水管から水封の水が適量出ていない状態が考えられます。
この場合、業者に流量を調整してもらう、もしくはボールタップのユニットを交換してもらってください。ボールタップのユニットはホームセンター等で4000~5000円程度です。流量調整は分かれば非常に簡単にできることです。
業者は、設備屋もしくは水道屋になると思います。
■ロータンクが無いフラッシュバルブ式の原因■
フラッシュバルブが適切なものが使用されていない可能性があります。
フラッシュバルブの交換で解決すると思うので、業者に頼んでください。