厨房の流し台は、それぞれ分担が決まっていることが多いので、ひとつでも排水が詰まって使用できなくなってしまうと作業が大変になります。予備の流し台なんてありませんし。
多くの業務用の厨房では、流し台から側溝へ排水が流れ、側溝にある大きな排水溝から排水配管へと流れていきます。
その大きな排水配管が詰まってしまうことがあるのです。
長年厨房を使用し続けると、排水パイプの内側に徐々に油脂などの汚れが層をなして蓄積し固まっていきます。
この汚れの層が厚くなることで、排水の流れ道が知らぬ間に細くなってしまうのです。血管でいう動脈硬化のようなものですね。
流れ道が細くなっている状態(いつ詰まってしまってもおかしくない状態)が非常に怖いのです。