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※パタカ測定器を使ったリハビリは運動の強度が高いため、
やり過ぎにならないよう、リハビリ量の調整が必要です

リハビリ量の調整、というのは単純に「リハビリをやり過ぎない」ということです。

パタカ測定器をつかって連続測定をするリハビリは、一般的なオーラルフレイルのリハビリよりも、運動の強度(負荷)がとても高いです。そのため、口腔の筋肉、のど・声帯の筋肉が疲れすぎないように、リハビリの量を加減して下さい。

下記を守ることで、やり過ぎを避けられると思います。
・ リハビリ後、日常生活(会話や食事)に一時的な支障が出るほどやらない
・ しんどすぎる程度までリハビリをやらない
・ 口腔の筋肉、のど・声帯の筋肉の疲労感が1日以上残るほどリハビリをやらない
・ 口腔の筋肉、のど・声帯の筋肉に痛みが出るほどリハビリをやらない


※一方、パタカ測定器をつかったリハビリは、負荷が大きいため、短時間でもやり過ぎになる可能性があります。そのため、リハビリの量を加減する必要があります。

※高血圧の方は少々ご注意下さい

パタカ測定器を使ったリハビリは、一般的なリハビリよりも、強度(負荷)がとても高いです。

しっかりした発音を意識して、できるだけ速い発音を、何度も行います。くちびるの筋肉・舌の筋肉・のどの筋肉・声帯(筋肉)を非常に強く運動させます。そのため、多少なりと血圧が上がります。

※パタカ測定器を使った通常程度のリハビリでは、それほど血圧は上がりません。
非常に高負荷の実験(30回連続測定)をした場合で、平常時の血圧より、上(最高血圧)が20くらい上昇、下(最低血圧)が10くらい上昇しました。通常ありえないほどの高負荷の実験をしましたが、スロージョギングをしたときよりも血圧は上がりませんでした。

パタカ測定器を使ったリハビリで、どれだけ血圧が上がるかは個人差が大きいため分かりません。
血圧が上がりすぎる場合や血圧が上がっている気がしたら、数回測定したら休む時間（数分から数十分）を設けて、血圧が落ち着いてから、ふたたび再開することをおすすめします。

※「カ」の発音は、枯れたような発音になったら、回復するまでリハビリを止めた方がいい

「カ」の発音は、疲れてくると、声が枯れたような状態になりやすいです。
発音が枯れた状態での測定は、声帯を痛めそうな印象です。数時間で、発音のかすれが治れば問題無いかと思われます。1日で声のかすれ、声帯の疲労が治らない場合、リハビリを数日休み、声帯の回復を優先して下さい。心配な場合、医療機関へご相談下さい。

口腔の筋肉（唇まわりの筋肉、舌の奥の方の筋肉、声帯）が痛くなった場合、やり過ぎです

パタカ測定器を使って何度も測定し、口腔の筋肉をしっかり使うと、疲労感を感じます。しかし、通常は疲労感を感じるだけで痛い状態にはなりません。

リハビリをやり過ぎた場合、疲労感が強くなります。やり過ぎると、口腔の筋肉、のど・声帯まわりの筋肉が疲労しすぎて、一時的に違和感・不快感が出ます。

さらにやり過ぎると、口腔の筋肉、のど・声帯まわりの筋肉を傷め、痛みが発生する恐れがあります。違和感・不快感がより強くなります。口腔の筋肉、のど・声帯まわりの筋肉を傷めてしまうと、回復に時間がかかります。

痛い状態でリハビリ・トレーニングをやってはいけません。
口腔の筋肉の疲労、痛みは、大抵１日くらいで回復します。１日で回復しない場合、回復するまで数日 リハビリ・トレーニングを休んでください。

1・2週間以上痛みが続く場合、リハビリ・トレーニングによる筋肉疲労以外に原因がある可能性があります。医療機関へご相談ください。

※顎関節症や顎関節痛にならないか心配な方へ
パタカ測定器を使った問題無い範囲・やり過ぎない範囲でのリハビリでは、気にする必要はないと思われます。
「パ」「タ」「カ」の発音は、歌を歌うように高頻度で口を大きく開けたり閉じたりしません。 一般的に、歌を歌うように高頻度で口を大きく開けたり閉じたりすることで、顎関節症・顎関節痛になります。
心配な場合、「パ」「タ」「カ」の発音で顎関節症になるか医療機関でご確認下さい。