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苛性ソーダ系の家庭向けパイプクリーナーはどれなのかを判断する方法
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商品の成分のところに「水酸化ナトリウム」と記載されているか確認してください。
この水酸化ナトリウムは「苛性ソーダ」のことです。つまり、水酸化ナトリウムが入っているパイプクリーナーは苛性ソーダ系パイプクリーナーです。
水酸化ナトリウム(すいさんかなとりうむ)【別名:苛性ソーダ(かせいそーだ)】
市販されている家庭向け液体パイプクリーナーには水酸化ナトリウムと一緒に次亜塩素酸ナトリウム【別名:次亜塩素酸塩(じあえんそさんえん)】が入っているものが多いです。次亜塩素酸ナトリウムは「塩素」のようなものです。
【写真1】有名な黄色いボトルの家庭向け液体パイプクリーナーの成分表示
【写真2】こちらも有名なオレンジ色ボトルの家庭向け液体パイプクリーナーの成分表示
写真のとおり、入っている成分は同じです。
オレンジ色のほうが水酸化ナトリウムの濃度が低いですね。
【写真2】の家庭向け液体パイプクリーナーには次亜塩素酸ナトリウムが一番多く入っているので塩素系パイプクリーナーと言えますが、水酸化ナトリウムが入っているので、当ショップでは苛性ソーダ系パイプクリーナーと分類して解説をすすめていきます。
●水酸化ナトリウムが入っている理由
水酸化ナトリウムは、油を分解するのに優れています。排水パイプに付着・蓄積した油汚れを分解するために入っています。
●次亜塩素酸塩が入っている理由
次亜塩素酸塩は、髪の毛を分解するのに優れています。髪の毛数本を漂白剤の中に入れると、数分で解けてしまいます。この作用を利用して、排水パイプにからまった髪の毛などを分解しています。
●界面活性剤が入っている理由
界面活性剤は様々な作用・用途がありますが、パイプクリーナーでは乳化という作用を利用しています。乳化という作用で油と水が混ざり合います。つまり、汚れ(油)と水が混ざり合って、水や排水と一緒に流れていくことで汚れを除去できます。
水酸化ナトリウム濃度が5%以下の品物を専門的に言うと『普通物(ふつうぶつ)』と分類されます。5%より高い濃度の品物は『劇物(げきぶつ)』と分類されます。
家庭向け液体パイプクリーナーは水酸化ナトリウム含有率が5%以下なので、劇物ではありません。普通物という扱いになるので、スーパーやホームセンターで販売できます。
一方、パイパスは水酸化ナトリウム濃度が95%と非常に高濃度ですので、劇物という扱いになりますので、スーパーなどでは販売できません。
劇物は、保健所で認めた毒物劇物一般販売業者でないと販売できません。毒物劇物一般販売業者は劇物毒物取扱責任者(国家資格)が責任者となっています。ユーニードは劇物毒物一般販売業者です。
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【写真3】ある台所用塩素系漂白剤の成分表記の写真です。

※衣類用漂白剤には酸素系漂白剤というものもありますが、ここでは説明を省かせていただきます。
家庭向け液体パイプクリーナーの成分とキッチンハイターなど台所用漂白剤の成分はほとんど同じです。しかし、成分の濃度が異なります。家庭向け苛性ソーダ系パイプクリーナーには、漂白剤よりも多く水酸化ナトリウムが入っています。家庭向け液体パイプクリーナーの方が次亜塩素酸ナトリウムの濃度が高いものが多いです。
成分表記は左から順に多く含まれていますので、次亜塩素酸ナトリウムが一番多く、水酸化ナトリウムが一番少なく含まれています。※市販の塩素系漂白剤には水酸化ナトリウムが入っているものと入っていないものがあります。

排水パイプの途中にたまっている髪の毛などの汚れに、薬液が付着している時間が長いほど、髪の毛を分解できます。薬液がトロトロととろみがあることで髪の毛などに付着している時間が長くなり分解する効果が高まります。
一方、台所用漂白剤はサラサラとした液体なので、これを排水溝に流しても、汚れに付着して保持している力が弱いので、スーッと汚れの表面を短時間で流れていってしまうので汚れを分解しにくいです。
●おまけ・・・台所用漂白剤に水酸化ナトリウムが少しだけ入っている理由
ふきんやまな板に付着しているタンパク質や油汚れを分解するためだと思われます。タンパク質や油などの有機物汚れは雑菌が繁殖するエサになります。汚れを分解してきれいにしておくことで、繁殖するためのエサが無いので、付着した菌が繁殖しにくくなります。
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