※設定条件・症状の場合に、店長の私が自分だったらどう対処するかを解説いたします。最善の方法とは言い切れませんが、かなり適切な対処の一つとしてご参考になるかと思われます。※あくまでも個人的な見解ですので、自己判断・自己責任で行ってください。※また、排水配管の施工の状態、建物の排水環境や不調の原因によっては、全く効果がない場合もございますのでご承知の上、ご参考ください。
流れが悪くなった排水口に、パイプユニッシュやパイプマンなどの家庭向けの液体パイプクリーナー(以下、液体パイプクリーナー)を使います。 液体パイプクリーナーの取扱説明には、悪臭・流れが悪いときに100~200cc、詰まりのときに200~500ccと記載されている場合があります。 私の場合、流れが悪いときでも、1回に1リットルボトルの半分くらいを注ぎます。ボトルに記載されている量よりも多いですが、私の場合は1回にこれくらい注ぎます。薬液をケチった分量で、何回も作業を繰り返し行った場合、全く無駄な作業に終わってしまう事があるので。 多量に液体パイプクリーナーを注ぐ理由は、こちらをご参考下さい。 こちらの例は、ユニットバスの場合の説明ですが、シンクの場合もだいたい同じです。
■手順1 (配管業の経験上当たり前にやっています。知られていないですが結構重要だと思います。) はじめに熱湯を排水口へ流しておくことで、付着した・蓄積した汚れが温まります。汚れが温まることで、液体パイプクリーナーと化学反応しやすくなります。また、液体パイプクリーナーを使う前に、ボトルを熱湯にいれて、薬液を温めておきます。薬液が温かくなることで、化学反応しやすくなります。 ※液体パイプクリーナーのボトルが温まっている場合、ボトルを開けるときは十分注意して下さい。 ■手順2 液体パイプクリーナーを注いで、数時間放置して下さい。液体パイプクリーナーによっては、1時間位で、洗い流すよう説明がありますが、2,3時間でも私は特に問題無いと思います。かといって、あまり長時間放置しても、付着した薬液分の化学反応はとっくに終わっているので意味がありません。 ■手順3 薬液を洗い流して作業終了です。 流れ具合を確認して下さい。 数ヵ月後、数年後にまた流れが悪くなったら、同じように対処してください。
液体パイプクリーナーを使ってみても、流れが改善されなかったら、パイパスを試します。 液体パイプクリーナーよりも多くの汚れを分解できることが多いので。 また、家にパイパスがある場合は、液体パイプクリーナーを使わずにパイパスを使うことが多いです。
※液体パイプクリーナーの場合とほとんど同じです。 ■手順1 (配管業の経験上当たり前にやっています。知られていないですが結構重要だと思います。) はじめに熱湯を排水口へ流しておくことで、付着した・蓄積した汚れが温まります。汚れが温まることで、溶けたパイパスの薬液と化学反応しやすくなります。 ■手順2 パイパスを投入して、ぬるま湯を注いでから、1時間程度放置して下さい。かといって、あまり長時間放置しても、付着した薬液分の化学反応は終わっているので時間を掛けすぎても意味がありません。 私の場合は、洗い流すのを忘れて、次に調理のときまで数時間放置したままにすることも多々です。 ■手順3 最後に、薬液を洗い流して作業終了です。 流れ具合を確認して下さい。 数ヵ月後、数年後にまた流れが悪くなったら、同じように対処してください。 1回パイパスを使っても、流れが改善しなかったら、もう一度パイパスを試します。 ※パイパスを使う場合は、必ず【手順3】の「洗い流す」までを行ってから、もう一度作業を始めて下さい。パイパスを洗い流さずに、再びパイパスを投入するという使い方は非常に危険です。絶対に行わないで下さい。薬液が沸騰して飛び散ったりする危険がある上に、高濃度になった薬液が飛散してしまいます。 作業1の場合とほぼ同じですが、
このような場合、家庭向けの液体パイプクリーナーやパイパスなどの苛性ソーダ系のパイプクリーナーの使用は止めて、ビーエヌクリーンの定期使用を始めます。 化学薬品系の家庭向け液体パイプクリーナーやパイパスを使っても、何度使っても無駄ですので。 年月が経って固く変質した蓄積している汚れを、BN菌に少しずつ分解していってもらいます。 このような排水環境の場合、いつ詰まってもおかしくない排水環境なので、早急に排水の通り道を広げた方が良いです。なので、即日で排水の通り道が広くなるワイヤー清掃を行った方が良いのですが、私の場合はまずやりません。面倒なので。(業者に依頼せず自分でワイヤー清掃をすることになるので。) ビーエヌクリーンを使って、排水の通り道がある程度まで広くなるまでは、いつ詰まってもおかしくない排水環境のままですので、その期間に詰まってしまうリスクはありますが、他にやりようもないので。
使用開始からの2週間は、毎日、ビーエヌクリーンを使用します。 排水の通り道が非常に狭い状態。いつ詰まってもおかしくない危険な状態なので、短期間に多くビーエヌクリーンを使用することで、少しでも早く通り道を広げます。1~2週間ほどすると、流れが多少改善されると思います。 一応、それなりに排水の通り道が広くなったと判断します。 急に詰まってしまう可能性が低減したので、その後は、週2回程度の定期使用で少しずつ、通り道を広げていき、詰まる心配のない排水環境へと改善を続けていきます。 ■手順1 適量を、ぬるま湯に溶かして、よくかき混ぜてから排水口に流します。 ■手順2 作業終了です。ビーエヌクリーンを流した後は、できるだけ排水を流さない方が、BN菌が長い時間、多く付着しているので、効果的です。 ※排水を流してしまっても、排水で流されずに汚れの隙間にとどまったBN菌が作用するので問題ありません。 |