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化学薬品系の一般向けパイプクリーナーの種類、メリット・デメリット

一般向けのパイプクリーナーには、固形(粉末)タイプと液体タイプがあります

固形・粉末タイプは、水に溶けて、汚れと化学反応し分解します。

排水パイプ内の、排水がたまっている部分の汚れを分解します。

排水溝からトラップ(排水本管もしくは下水管からの悪臭が上がってくるのを防ぐ構造部)の部分まで排水パイプに水がたまっています。

固形や粉末の洗浄剤が水に溶けて洗浄液となるので、水がたまっている部分の排水パイプ内壁の汚れに作用します。

固形タイプには、発泡する(泡立つ)タイプがあります。

泡立つタイプは、基本的に、悪臭の原因となる、雑菌・ぬめりの除去が目的です。

泡立つタイプは、排水パイプ内の汚れの塊の分解には向いていません。

水酸化ナトリウムが使われていない製品が多く、排水パイプ内の油汚れの分解には優れていません。

家庭用パイプクリーナーの液体タイプは、とろみ(トロトロ状)があるものが多い

液体タイプの場合、水がたまっている部分の汚れを分解します。

また、排水口の周りにも薬液をかけることで、トロトロとした洗浄剤が付着して、排水口の周りの汚れも分解することができます。

家庭用固形・粉末タイプのパイプクリーナー

●メリット

取り扱いがかんたん。液体ではないので、洗浄液が手に付着する恐れが低い。

●デメリット

水に溶けて洗浄液となるので、溶けた液体がたまっている部分しか汚れを分解できない。

家庭用液体タイプのパイプクリーナー

●メリット

取り扱いがかんたん。水がたまっていない箇所も分解することができる。

●デメリット

注ぐときに手に付着しないように注意する。

業務用フレーク状パイプクリーナー【パイパス】

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●メリット
  • 家庭用に比べ、分解成分の濃度が高いため、分解を早くすることができる。
  • 家庭向け液体パイプクリーナーくらいの濃度の薬液を大量に作れる
  • 家庭向け液体パイプクリーナーより、高濃度の薬液を簡単に作れる
●デメリット

分解成分が強力なので、取り扱いに十分注意しないといけない。

家庭用パイプクリーナーも、業務用パイプクリーナー【パイパス】も、手に付着した場合は、ちゃんと対処が必要

家庭用も業務用も、薬液が手についた場合は、流水でよく洗わないといけません。手などにつかないように、取り扱うときは、防護をしっかり行うことが大切です。長袖、ゴム手袋をしましょう。

食べカスや油汚れ(有機物汚れ:たんぱく質、油脂など)を分解するということは、皮膚も分解するということ

なので、万一皮膚に付着してしまった場合は、石鹸などは使わず、流水でよく洗い流してください。洗い流す目安は、「ヌルヌル感がなくなるまで」です。

このヌルヌル感は、たんぱく質が分解されているからです。洗浄液自体はヌルヌルしていません。

家庭用の液体パイプクリーナーでも、皮膚を十分に分解するため、注意してください。

業務用パイプクリーナー【パイパス】は、家庭用より強力な分解作用があるので、よりいっそう注意して扱ってください。